つまりはよき本読みとなれ(書店はタイムマシーン/どくだみ)
ども、中年ビブリオマニア(愛書狂)、たいちろ~です。
単身赴任でヒマをもてあましておりまして、相変わらずの読書三昧です(*1)。大体年間で図書館から借りる本が100~150冊、買っている本(*2)がその2~3倍ぐらいはあります。毎週、近所のB○○K○FFをこらしめに行くんですが、ついついこらしめられてしまうんですね(*3)。
で、今回のお題は”本の置き場所”であります。
写真はたいちろ~さんの撮影。
近所に咲いていたドクダミ
【本】書店はタイムマシーン(桜庭一樹 東京創元社)
副題は”桜庭一樹読書日記”。2007年3月から2008年2月と、桜庭一樹が”赤朽葉家の伝説”で直木賞候補、”私の男”で直木賞を受賞したころに読んだ本を日記形式で書いた本。読書傾向が違うのかあまりかぶった本はありませんでしたが、面白いです。
【花】ドクダミ
湿った半日陰地に自生する宿根草。花に見える白と黄色の部分は一見可憐ですが、特有のにおいがあります。乾燥させたものは十薬(じゅうやく)という生薬名で、煎液には利尿作用、動脈硬化の予防作用などがあるそうです。ベトナム料理ではザウザプカーという香草になります。(詳しくは”どくだみパラダイス”をご参照ください)
桜庭一樹の”書店はタイムマシーン”という本を読みました。この人は年間400冊の本を読むそうです。知人との会話で、年間に読む本の数で私以上だった人は十指に満たないぐらいですが、それでも桜庭一樹はダントツに多いです。
で、問題になるのは”本の置き場所”。桜庭一樹がちょうど直木賞をとった直後だったと思いますが”情熱大陸”のインタビューではこぎれいにしたテーブルを映していました。でも、実態は”魔窟の女”だそうです。
部屋に本棚を置くと圧迫感があるので廊下において、カニ歩きで入っているとの事。巻末の座談会でも
二度と読まないであろう本は処分しているんですけど
さすがに限界なので広い部屋に引っ越そうと考えています。
と言っています。
本読みにとっては笑えん話というか、切実な問題なんですね~
お金さえあれば、書斎用にマンションを借りたいというのは本読みにとっての夢であります。
かく言う私も、結婚した時に2階に置いてあった本を処分したところ、1階の部屋の両親から”障子が開きやすくなった(*4)”と言われました。
本がやっかいなのは、いつの間にか増殖していること。
植物にたとえると”ドクダミ”のようなものです。ドクダミは匂いがきついことを除けば花はきれいですし、生薬になるなど有益なんですが、意図せずに生えるとこんなやっかいな雑草はありません。強靭な生命力で、ちょっとでも根が残っているとあっというまに庭じゅう増殖します。
本も同じで、有益なんですが、意図せずに増えていくんですね~~~
ましてや、”ブログで使うかもしれない”とか思うと処分もできなくなりますし。でも、結局こらしめられてしまうんですね、これが。
文末ですが、本書の中で紹介されている、祖父と少年が本を買うのを見たときのエピソード。(本書より)
君、なに何読んでいるの、なに何読んでいるの、
と後ろから覗きもうとするが、ついに書名がわからなかった。
わからないが、君よ、若い人よ、
愉快で偏狭で頑固でおっちょこちょいな、
つまりはよき本読みとなれ、
と後ろから無言で、フンフン、フンフンと祝福する。
さて、ブログも書き終わったことだし、B○○K○FFでもこらしめに行きましょうか!
《脚注》
(*1)単身赴任でヒマをもてあましておりまして~
”だったら、浮気でもすればいいじゃん!”というご意見もあろうかと存じますが、そんな金も度胸もありません。第一、お金があれば、ブログなんか書かずに遊びに行ってますって・・・
(*2)買っている本
基本的には図書館で借りられる本は図書館で借りますので、勢い買うのはコミックということになります。ちなみに借りている分の本代を計算したところ、住民税をはるかに超える金額になりました。
(*3)こらしめに行くんですが
”一緒に遭難したい人(西村しのぶ 主婦と生活社)”より。
「こらしめる」とは、商品を徹底的に見るだけ見て買わないこと。意に反して買っちゃった場合「こらしめられてしまったわね」とうそぶくことになります。
(*4)障子が開きやすくなった
つまり家の梁(はり 横木のこと)が歪むほど本があったということです。
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