35歳で独身で(OL進化論/ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所)
【本】OL進化論(秋月りす 講談社)
OLたちの日常を描いた秋月りすの4コマ漫画。”モーニング(講談社)”に連載。ジュンちゃんと森下くんのカップル、課長さん、35歳独身の田中くんといった、いかにもいそうな会社員たちのエピソードが癒されます。
【旅行】ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所
宮城県仙台市青葉区ニッカ1番地にあるニッカのウイスキー蒸留所。森にかこまれた閑静なレンガ造りの工場です。2009年で操業40周年。横に新川川(ニッカワガワ)が流れていますが、名前は偶然の一致だそうです。
写真はたいちろーさんの撮影。
左はニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所の風景。
右は樽を利用した花壇です。
先日、会社でいっしょに働いている男性(独身)が35歳の誕生日を迎えました。
おめでとうごうざいます。
ということで、今回のお題は”35歳”であります。
そこで、本の話題として”OL進化論”で最長シリーズ(*1)になりました”35歳で独身で”をご紹介。
独身男性として登場するいじられキャラが”田中くん”。総務系のお仕事(*2)をする会社員で、とってもいい人。OLの受けも悪くないんですが、なぜか独身なんですね。本人は結婚にあこがれているようですが、どうもOLたちに結婚対象と見られていないようです。
なぜ、結婚できないかをつらつら考えて見ますと、
①あくまで”いい人”
何かで読みましたが、女性にとって”悪い男”の反対語は”いい人”ではなくて”ど~でもいい人(無関心)”だそうです。
「独身なのに“いい夫・いい父親”として完成されている」というのは、女性にとって食指が動かないのかもしれません。昨今の”ちょいわるおやじ(*3)”ぐらい山っ気がないともてないのかも。いい人には受難の時代です。
②友達が独身男性
社内を除いて、付き合いのある友好関係がほとんど”独身男性”。
たしか”負け犬の遠吠え(*4)”だったと思いますが、”独身女性は独身女性とつるむ
”といった話がありました。
周りに安心材料があると、とかく人間は安心するもの(*5)。多少の切迫感は必要です。
③基本的に”草食動物”
OL進化論では”35歳、独身女性”のネタもありますが、こちらはキャリア志向で、マンションを買ったりとアクティブな女性が登場します。
課長さんが、自分たちを”草食動物”にたとえていますが、やはり、狩猟系の要素も必要なのかもしれません。
ただし、やりすぎると犯罪者なのでご注意ください。
別にマンガだからというわけではなく、実社会も同じでしょうか。マンガは社会を写す鏡ですから。
話は変わりますが、”35歳”というと、ウィスキーもこの年が節目になります。”35年”はウィスキーの貯蔵=成熟期間を表すそうです。35年ものとなるとけっこうな値段しますが(*6)、これは”天使の取り分”のせいだそうです。
ウィスキーとかブランデーのように樽などに入れて熟成を必要とするお酒は、熟成中に水分やアルコール分が蒸発するので、最終的な製造量が目減りするそうです。この減ってしまう分が”天使の取り分”。
まあ、私のように50歳近くなると天使さんが髪の毛を取っていってしまいますが・・・
ディオゲネス(*7)じゃあるまいし、人間を樽に入れるわけにはいきませんけれども、モテるためには年齢に応じて、天使=周りの女性たちに、取り分=よい影響を与えることも必要なのかもしれません。
まあ、ウィスキーも結婚するそうなので(*8)、人間としてもぜひ・・・(以下自主規制)(*9)
ウィスキーの製造工程は、上記の宮城峡蒸溜所が工場見学させてくれます。タンクの並んだビール工場と違って、時間がゆっくり流れるような工場はまた違った趣があります。広々した敷地で、レストランもあるので子どもづれでもOK。ウィスキーの試飲もできます(ただし、車を運転しない人限定)。お勧めの観光スポットですので、仙台にお越しの際はぜひ立ち寄ってください。作並温泉もすぐ近くにあります。
ところで、最近のOL進化論では”35歳で独身で”のネタが”中年入門”になってきています。
わかりますか、○○くん!
《脚注》
(*1)最長シリーズ
初期のころは、美人で優秀、有能なスーパー社長秘書、令子さんの「社長秘書令子」シリーズが好きでした。最近は描かれていないのが残念。
(*2)総務系のお仕事
OLが多い部署で、ほとんど会社にいるので、たぶん総務関係だと思います。
(*3)ちょいわるおやじ
不良がかった中年男性=おやじのこと。
バブル景気全盛期にやんちゃな20~30代をすごし、小金持ちで自分の趣味に金をかけて、センスがよくって、といったイメージだそうですが、幻想だと思いますよ、同世代のオヤジとして言わせてもらえば。まあ、”ちょいわるオタク”と言われるよりはマシでしょうけど・・・
(*4)負け犬の遠吠え(酒井順子 講談社)
酒井順子の自虐系エッセイ。”どんなに美人で仕事ができても、30代以上・未婚・子ナシは「女の負け犬」”と言い切ったところがすごいです。面白く読ませていただきました。
この本が婦人公論文芸賞を受賞したそうですが、女性の社会進出の成熟を感じます。
(*5)周りに安心材料があると~
私の会社の人も、同じ30代の独身男性の結婚が決まって”部で唯一の独身男性”になった時はへこんでいました。
(*6)けっこうな値段しますが
ニッカ”竹鶴35年”は1本73,500円、サントリー”山崎35年”は50万円します。一生に一度ぐらいは飲んでみたいものです。
(*7)ディオゲネス
古代ギリシアの哲学者。大樽を棲家にしていたので「樽のディオゲネス」と言われました。その思想は”欲望から解放されて自足すること、動じない心を持つことが重要”
(*8)ウィスキーも結婚するそうですが
モルトウィスキー(原料は大麦)と、グレーンウィスキー(原料はとうもろこし)をブレンドして再貯蔵することをマリッジと言います。
(*9)以下自主規制
昨今、”早く結婚しろ”は男女を問わずセクハラ用語の筆頭です。
昔は上司とか近所の世話焼きのおばちゃんとかが出会いを紹介してくれたもんですが、最近はめっきりなくなったようです。あまりセクハラというのも、晩婚化を進める原因の一つではないかと、逆に心配になることもあります。
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