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やっと”贈る言葉”から卒業できた気がする(桜ノ雨/ネギ)

【CD】桜ノ雨 (absorb/absorb feat.初音ミク)
 私が高校3年生なら絶対歌っています。(気がついたら2時間以上聴き続けていました)。文字で説明するより聴いていただければ判る卒業式ソングの名曲です。
 歌ってみたい方は、桜ノ雨プロジェクト特設サイトをご参照ください。
【花】ネギ(葱)
 意外なことですが、ユリ科の植物。ネギの若芽のような黄色を帯びた緑色が萌葱色(もえぎいろ)。”萌”とは”萌え出す”のように、草木の芽が出はじめることを指します。”もえ~~”とは関係ありません。

20090206
写真は、たいちろ~さんの撮影。


 



先日、寮のおばさんから、太ネギをいただきました。ネギ焼き、ネギ塩(*1)にして食させていただきました。どうもありがとうございました。
 食材というのは、同じ名前でも地域によってけっこう違っていたりします。ネギもそのひとつで、関西出身の私にとって、ネギは”うどんに入れる薬味”、”緑で細い”ですが、関東に人にとっては”食べるもの”、”白くて太い”もののようです。
 寮の庭にはうどん用として、ネギを植えていますが、これは東京では万能ネギといわれる細いネギです。以前はチャイブ(*2)も植えていました。
 
 さて、昨今のネギつながりの話題(*3)ということで、今回は初音ミク(はつね みく)さんの登場です。

 初音ミクと言われても、ご存知ない方も多いと思いますが、これはクリプトン・フューチャー・メディアから発売されている音声合成・デスクトップミュージックのソフトウェア(*4)と、そこに登場するキャラクターの名前です。ソフトのパッケージは萌え絵で、なぜか太ネギをもっているのが最近のお約束です。

 コンピューターによって合成された音声といっても、一昔前のコールセンタの音声案内とちがって、知らずに聴けばほとんど普通の女の子が歌っているのと変わりません(*5)
 で、ミクさんの歌っているのが、今回のお題である”桜ノ雨”です。

 ”桜ノ雨”は、ニコニコ動画、YouTubeといったインターネットでブレイクして、今や卒業式の定番になりつつある名曲です。
 ”贈る言葉”から卒業と書いたのは、この曲って、すごく21世紀的なんですね。私自身の高校卒業はまだ、”仰げば尊し”の時代でしたが(*6)、比べてみるとよくわかります。

【仰げば尊し】
・教師、友人、学校への”恩”がテーマ
・上昇志向「身を立て 名をあげ やよ 励めよ」

【贈る言葉】
・TV=マスメディアからの発信(実写のテレビドラマ『3年B組金八先生』第1シリーズの主題歌)
・歌っているのが先生(教師役の武田鉄矢)
・テーマは”愛”「だけど 私ほど あなたのことを深く愛した ヤツはいない」
・歌詞だけでは、主語がはっきりしない(先生なのか?友達なのか?)

【桜ノ雨】
・インターネット(YouTube,ニコニコ動画)からの発信(素人からの発信)
・ブレイクした歌手は初音ミク(コンピュータの合成音声)。
・歌の主語は”僕ら”、重要なのはつながり。「僕らは一人じゃない」
・なにげない日常。「窮屈で着くずした制服」、「下駄箱で見つけた恋の実」
・”桜ノ雨プロジェクト特設サイト”による情報交換

 つまり、”桜ノ雨”という曲って、インターネット社会というインフラと、”僕ら”という主体的な発信要求がなければ成立しえなかった卒業ソングなんですね。次世代を担う若者達を象徴するような歌だと思います。

 小難しいとこと書きましたが、私の子供達の卒業式には、ぜひ歌って欲しい名曲です。(でも、ほんとに歌われたら泣いてしまうかも・・・)

  初音ミクバーション(YouTube)

  absorbバーション(YouTube)
  合唱バージョン(YouTube)


《脚注》
(*1)ネギ焼き、ネギ塩
 ネギ焼きは、お好み焼きのキャベツに加え、大量のネギを入れた食べ物。ネギ塩は、肉、魚介類に大量のネギを入れたて炒めた食べ物です。本来は万能ネギを使いますが、いいじゃないですか、おいしければ!。
(*2)チャイブ
 別名、セイヨウアサツキ。ネギよりも細くてピンク色のかわいい花が咲きます。一般的には野菜ではなくハーブとして扱われます。
(*3)昨今のネギつながりの話題
 最初は、”風邪には、ネギをお尻に刺すと直る”という話題を考えていましたが、お下品なのでやめました。ただ、最初に試した人はチャレンジャーですね~
(*4)デスクトップミュージックのソフトウェア
 略称DTM。コンピューター業界では、パソコンをつかっての作業を”デスクトップXX”と言うことがあります。たとえばパソコンを使って本を作ることを”デスクトップパブリッシング(出版)”と言います。
(*5)知らずに聴けば~
 簡単に書いていますが、中高年のコンピュータ屋から見ればとんでもないことです。サンプリングされた音声データをリアルタイムで処理するアルゴリズム、シロウトでも使えるユーザーインタフェース、コンシューマー向けの価格(会社のHPでは市場予想価格で15,750円前後)で提供されるというのは、10年前から考えられない話です。
(*6)まだ、”仰げば尊し”の時代でしたが
 贈る言葉”は1979年、”仰げば尊し”は明治時代にはすでにあったようです。


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