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2009年1月

25年前の新入社員ソング(自衛隊に入ろう/有楽町)

【CD】自衛隊に入ろう
 作詞 高田 渡、作曲 M・レイノルズ。アルバム”高田渡/五つの赤い風船”他に収録。70年代フォークソングの代表作ですが、肩に力の入らない歌い口と、アコースティックギターによるメロディがすばらしい。
【旅行】有楽町
 東京都千代田区の地名。東京都JR、地下鉄などの集中するターミナル駅。近くに東京国際フォーラム(*1)や有楽町マリオン(*2)などがあります。”有楽町で逢いましょう”(フランク永井)は元々は有楽町そごうのコマーシャルソング。

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写真は”ダンの画像展示サイト「街の灯」”より
 



 先日、会社の同期会の集まりがありました。いや~、25年ですよ、入社して。よくひとつ所で続いたものだと我ながら感心しています。

 さすがに25年もたつと、偉くなってるヤツとか、そうでないヤツとか(私です)、髪の毛がブラックホールに吸い込まれたヤツとか(私は違います)、メタボ道に精進しているヤツとか(それも私です)様々です。
 共通しているのは老眼が進んでいること。名簿を読む時、ヒョコっと眼鏡(*3)を上げる動作はまさにオジイです。
 ”若作りしてても、これやった瞬間、歳がばれんねん!”とは参加したN氏の言。

 今回の場所は有楽町。銀座でないところがポイントです。なにせ、子供の学費がかかるわ、給料は増えないわ(*4)、不景気だわで、小遣いが少ないんですよね、この世代。でも、昨年の新橋の居酒屋よりはちょっと出世しました。

 みんなで集まると気持ち(だけ)は入社当時に還ります。昔話と近況の話題で大盛り上がり。その時に出たのか、今回のお題の25年前の新入社員ソング、”○○に入ろう!”(○○は会社の名前)。飲み会があると定番でよく歌っていました。高田渡の”自衛隊に入ろう”の替え歌です。
 昔なので、確かでないとこもありますが、全文書きますと

〔○○に入ろう!〕
 皆さん方の中に ○○に入りたい人はいませんか
 一旗あげたい人はいませんか ○○じゃ人材求めてます

  ※○○に入ろう入ろう入ろう ○○に入ればこの世は天国
    男の中の男はみんな ○○に入って花と散る


 プログラムをやりたい人いたら いつでも○○におこし下さい
 コンピュータでもパソコンでも何でもありますよ とにかく体が基本です
  ※リフレイン

 コンピュータやパソコンやプログラムに興味を持っている方は
 いつでも○○にお越しください 手とり足とり教えます
  ※リフレイン

 日本の平和を守るためにゃ コンピュータやパソコンがいりますよ
 ◎◎さんにも手伝ってもらい 悪いXXや△△をやっつけましょう
  ※リフレイン

 自衛隊じゃ人材求めてます 年令学歴は問いません
 会社のためならどこまでも 素直な人を求めます
  ※リフレイン

 ◎、X、△は自主規制。○○は、自分の会社の名前、◎◎は協力会社さん、XXや△△にはライバル企業の名前が入ります。

 ”自衛隊に入ろう”という曲自体が1969年の発売、しかも放送禁止歌(*5)だったので、80年代半ば当時でも、元歌を知っていたのは数人しかいませんでした。でも、単純なメロディの繰り返しなので、1回聞けば覚えます。
 音楽はYouTubeでも聞けますし(*6)、元の歌詞もインターネットで確認できます。歌ってみたい方は、ご参照ください。

 高田渡は”ブラブラ節”、あきらめ節”などを歌った60年代フォークの大御所。名曲も多いですので、ぜひ聞いていただきたいものです。

 この替え歌も、○、◎、X、△や、製品名を自分の会社に置き換えるとどこでも使えます。気合の入る曲かというとちょっと疑問ですが、宴会で歌えば気勢があがることは間違いありません。


《脚注》
(*1)東京国際フォーラム
 日本を代表する国際会議場。最寄り駅はJR有楽町及び、東京駅。でも、京葉線のホームを”東京駅”だと言い切るのは、相当無理があるぞ!
(*2)有楽町マリオン
 竣工は1984年と入社の年。できたはなからゴジラにぶっ壊されました。(ゴジラ 1984年版より)
(*3)眼鏡
 今は細い眼鏡が全盛期ですが、この時持ってきた当時の写真に写っているのは全員デカ眼鏡です。髪の毛も長いし・・・
(*4)給料は増えないわ
 リストラされないだけマシのご時勢です。
(*5)放送禁止歌
 日本民間放送連盟により定められた自主規制。昔はこれに指定されると放送できませんでした。基準はかなり恣意的な気がします。なぎらけんいちの”悲惨な戦い”が有名。でも、岡林信康の”手紙”とか、ザ・フォーク・クルセダースの”イムジン河”とか、名曲も多いです。
(*6)YouTubeでも聞けますし
 今回、リンクさせている表題の”【モーニング娘。X 防衛省】自衛隊に入ろう - Join the JSDF”のJSDFは”Japan Self Defence Force”、つまり自衛隊のこと。高田渡に防衛庁かPRソングとしてオファーがあったそうなので、実現していたらこうなっていたかも。何を考えて依頼したのやら・・・

鋼鉄に閉じ込められし魂(エイトマン/タバコ)

【本】エイトマン(原作 平井和正、作画 桑田次郎 扶桑社文庫他)
【DVD】エイトマン(TBS 1963~64年放映)
 射殺された刑事・東八郎は、谷博士によって人格、記憶をスーパーロボットの電子頭脳に移植され、私立探偵にして警視庁捜査一課の八番目の男”エイトマン”として甦り、悪人や、他のロボットを戦うSFアクション。
【花】タバコ
 大きな葉っぱなのは知っていましたが、実物を見たことはありません。それもそのはず、葉タバコの栽培はたばこ事業法により、契約した農家だけしか栽培できません。園芸店で売っていないはずです。

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写真は”花の公園・俳句 ing”より



 @Niftyのココログで”あなたを熱くさせたロボットアニメは?”というお題があり、投稿することにしました。順当なところでは、ガンダム、エヴァンゲリオンあたりでしょうが、ひねくれもののおぢさんとしては、ぐっとしぶく”エイトマンなぞのネタを。

 あらフィフ世代は、日本のアニメ黎明期の生き証人です。イコール、ロボットアニメにどっぷりはまった第一世代でもあります。この時代のロボットを人工知能の観点(*1)で分類すると、以下の3パターンになります。

鉄腕アトム:自立思考型
 日本初の連続テレビアニメにして、ロボットの代名詞。原作は手塚治虫。1963年より放映。自分の判断で行動できるロボットの原点です。日本人に ”ロボット=良き隣人”のイメージ(*2)を持たせた功労者。
鉄人28号:有人操作型
 リモコンで操作される巨大ロボット。原作は、横山光輝。1963年より放映。大日本帝国陸軍の秘密兵器という設定が時代を感じます。後に搭乗型のマジンガーZ,ガンダムなどを含め、ロボットアニメのメインストリームになります。
人格移植型:エイトマン
 人間の人格、記憶をロボットに移植するタイプで、広義ではサイボーグ(*3)といえなくもないですが、生体を利用していない違いがあります。数は少ないですがキャシャーン(*4)、ロボットではないですがアルカディア号(*5)などがこれに当たります。

 で、人格移植型にのみ発生するのが、人間としてのアイデンテティの問題。つまり、”自分は人間なのか、ロボットなのか?”という問題です(*6)。人間としての自意識があるため、本人は”人間だ”と思いますが、実際は鋼鉄の体を持つという矛盾。サイボーグであれば、生身の”脳髄”を持ってるので、人権を主張できますが、それができない故に、性格に暗い影を与えることになります。

 今回のエイトマンはまさにこの典型。原作の平井和正は1960年代を代表するSF作家の一人で、”ウルフガイシリーズ(*7)”、”サイボーグ・ブルース(*8)”、”幻魔大戦(*9)”といった秀逸なSF作品を書いています。人間のダークサイドを鋭くえぐるような作風が特徴。
 作画の桑田次郎のシャープな線は、ハードボイルドなエイトマンとよくマッチしています。平井・桑田のコンビで、”デスハンター(*10)”などを残しており、マンガというより、劇画に近い作風なのかもしれません。
 TVアニメ版の脚本家も豊田有恒(時間砲計画、宇宙戦艦ヤマトの原案)、半村良(石の血脈、戦国自衛隊など)といったキラ星のようなSF作家が参加しており、骨太なストーリー展開になっています。

 何回かリメイクされていて、最近では”8MAN infinity”(*11)が続編の位置づけで連載されました。

 エイトマンで有名なガジェットといえば、”タバコ”。原子炉を冷却する強化剤という設定で、吸うと元気になります。サム・スペイドの時にも書きましたが(”烏丸丸太町?”の項をご参照)、やはりハードボイルドな男にはタバコがよく似合います。禁煙車両、タバコ税値上げ等、喫煙者には住みにくい世の中ですが、どうせ吸うなら、あのようにカッコよく吸いたいものです。

 1960年代のSFマインドを感じたい方にはお勧め。ウルフガイシリーズなと、この時代の平井和正作品は傑作が多いので、気に入られたら、あわせて読まれることも良いかと思います。


《脚注》
(*1)人工知能の観点
 コンピュータを何に使っているかの問題で、姿勢制御ひとつとってもコンピュータなしにロボットはの存在はありえません。
(*2)”ロボット=良き隣人”のイメージ
 手塚治虫の偉大なのは、その作品を通じて多くの人々の人生に大きな影響を与えていること。日本のロボット学者の大部分は鉄腕アトムに何らかの影響を受けているそうです。(*3)サイボーグ
 身体の機能を、機械などの人工物に代替させることで、身体の補助や強化を行った人間の事。サイボーグ009が有名。
(*4)キャシャーン
 ”新造人間キャシャーン”(タツノコプロ)の主人公。東鉄也は人間と融合することで”不死身の体=新造人間”になります。納谷 悟朗(宇宙戦艦ヤマトの沖田艦長の声優)のオープニングが渋いです。
(*5)アルカディア号
 松本零士の漫画”宇宙海賊キャプテンハーロック”、”銀河鉄道999”に登場する宇宙戦艦。大山トチローは死後、アルカディア号の中枢大コンピューターにその魂を宿しています。
(*6)自分は人間なのか~
 大山トチローは悩んでいませんが、これは作品の中で”機械化人=人間”という社会的コンセンサスが取れているからと推測されます。
(*7)ウルフガイシリーズ
 満月になると不死身の体になる”人狼”犬神明の物語。最近、泉谷あゆみの作画でマンガ化されています。
(*8)サイボーグ・ブルース
 殉職した黒人警官アーネスト・ライトは、サイボーグ特捜官として再生しするという、ロボコップのご先祖様のような作品。
(*9)幻魔大戦
 石森章太郎との共作で少年マガジンに連載。宇宙消滅を企てる幻魔と超能力者の東丈、プリンセス・ルナ、サイボーグのベガ、宇宙人のフロイの戦いを描く。多くのバージョンあり。
(*10)デスハンター
 原作の小説は”死霊狩り(ゾンビーハンター)”。田村俊夫は、謎の生命体”デス”に憑依され不死身となった人間を滅ぼしていくというなかなかに陰惨な物語。林石隆が素敵です。
(*11)8MAN infinity
 原作 七月鏡一、作画 鷹氏隆之の漫画。旧エイトマンの登場人物以外に、林石隆、リープ、アーネスト・ライトといった、平井・桑田作品の登場人物がてんこ盛り!


仮面舞踏会=ディケイド(仮面ライダーディケイド/石ノ森萬画館)

【TV】仮面ライダーディケイド(TV朝日より 2009年1月25日より放映開始) 平成仮面ライダー10周年記念として作成された新シリーズ。世界を救うため、過去の9人の仮面ライダーと戦うというストーリーらしいです。
【旅行】石ノ森萬画館(宮城県石巻市)
 宮城県出身の石ノ森章太郎のマンガをメインにした記念館。石ノ森ファンの聖地です。マンガをメインとした町興しとしては、成功しているほうだと思います。あおば通駅(仙台)~石巻駅間は”マンガッタンライナー”という石ノ森章太郎のキャラクターを描いた電車が走っていて、昔子供たちが写メ送ってくれました。(石ノ森萬画館のHP


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写真は”N氏の映画館:不定期日記”より



 1月25日、仮面ライダーディケイド、1回目を楽しんで見させていただきました。しかし、リスキーな企画をやっていますね。いや~、突っ込みどころ満載や~(*1)、ということで、今回は”ディケイド”のお話。
 (今回はかなりマニアックな話ですので、ご興味の無い方は飛ばしていただいて結構です)

 こういった、過去の作品をモチーフに新しい作品を作るのは、以前の作品の固定ファンがいるので、いろいろ意見の出るところです。平成ライダーファンも多いでしょうから、オールドファンの視点から。

 平成ライダーの登場だけでなく、石ノ森章太郎の過去作品からのオマージュがいっぱい出ています。気のついた点をいくつか。

①オープニングで門矢司が倒れるところが、”キカイダー”
 左側が人間、右がライダーという左右非対称の顔立ちはまさにキカイダーです。不完全な良心回路のせいで完全にロボット形態に変身できないという設定は、当時かなりインパクトがありました。(*2)
 MEIMUのリメイク版(キカイダ-02)もいいですが、やはり原典に触れていただきたいものです。(キカイダーの映像はこちら

②ディケイドの顔の縦線が、”ロボット刑事K”(*3)
 警視庁の特別科学捜査室の犯罪捜査用ロボット”K”。基本的には犯罪に対抗するため武装をしていますが、ポエムも書くというなかなかリリカルな設定。パートナーで機械を毛嫌いする老刑事からいやみを言われますが、耐えているのがけなげです。(ロボット刑事Kの映像はこちら

③テロップの顔マークが”アカレンジャー”
 記念すべきスーパー戦隊シリーズの第一作”秘密戦隊ゴレンジャー”のリーダー。こちらのシリーズも1975年から、延々30年以上もやっています。赤=リーダー(*4)というイメージを決定付けた人。
 正確に表現すると、”アカレンジャーは、目ん玉つながり(*5)で丸いフォルム、ディケイドは真ん中がはなれていて、両端がとがっている”との違いがありますが、テロップではちょうど離れているところが文字で隠れていて、アカレンジャーっぽく見えます。(ゴレンジャーの映像はこちら

④ヒロインの光夏見さんがなんとなく”ロビーナちゃん”(*6)
 最初のバトルシーンで、肩もっこりの白いドレスがなんとなく、”燃えろ!! ロボコン”のロビーナちゃんを彷彿とさせます。演じたのは加藤夏希さん。顔立ちもなんとなく似てますし、名前も似てます。(燃えろ!!ロボコンの映像はこちら

 初回に気がついただけで、こんだけあるし、濃ゆい人ならもっと気がついたでしょう。このネタだけで、Mixiあたりでイベントできそうですね。

 お父さん世代が遊びに行くなら、石ノ森萬画館はお勧め。北上川の中洲に建っている宇宙船をイメージした建物です。”子供が仮面ライダー好きだから”とお母さんをごまかして、お父さんのほうが楽しめます
 道端に石ノ森キャラクターがいっぱいありますし、石巻市自身が全国有数の水産都市ですので、萬画館のあとの食べ歩き(*7)も楽しめます。

 石ノ森章太郎は、上記の作品をはじめ、”サブと市捕り物控”、”日本の歴史”といった歴史モノから、”HOTEL”のような現代ものまで、大人も楽しめるジャンルの作品をたくさん書いています。幅広い層に読んでいただきたいものです。

 ちなみに主題歌を歌っている”Gackt”は京本政樹(*8)の後釜を狙っているのか?


《脚注》
(*1)突っ込みどころ満載や~
 ”らき☆すた”(カドカワコミックス)に登場する、ななこ先生(ゲームオタク)のセリフ。主人公の泉こなた(真性オタク)との掛け合いが面白い。この作品から、鷹宮神社をメインに町興し(萌えおこし)を成功させました。
(*2)インパクトがありました
 石ノ森氏は”自身のデザインワークの中でも1、2位を争う傑作”だと自負しているそうです(Wikipediaより)
(*3)ロボット刑事K
 私も誤解していましたが、作品名は”ロボット刑事”で”K”はつきません。検索のときはご注意を。デザイン的には、マザーとよばれる女神型の要塞が好きです。
(*4)赤=リーダー
 赤=リーダは間違い。組織運営上、リーダが赤でない作品も多いです。最近の作品で赤がリーダでないものは、
 獣拳戦隊ゲキレンジャーの”漢堂ジャン(ゲキレッド)”は入門が最後の弟弟子。リーダは明確でないのは、師匠のマスター・シャーフーがいるから。声が永井一郎なので、目を閉じて聞いていると、マスター・ヨーダです。
 魔法戦隊マジレンジャーの”小津 魁(マジレッド)”3男で最年少、リーダは長男のマジグリーン
 爆竜戦隊アバレンジャーの”伯亜 凌駕(アバレッド)”はメンバの一員で、リーダはアバレブラック
 知っていても、何の役にも立ちません。
(*5)目ん玉つながり
 天才バカボンに出てくるおまわりさんの目です
(*6)ロビーナちゃん
 99年放映の”燃えろ!! ロボコン”のヒロインのキューピッドロボット。ロボコンにとっては憧れの的。ちなみに、74年放映の”がんばれ!!ロボコン”のヒロインは”ロビンちゃん”です。11~14歳の島田歌穂が演じていました。
(*7)萬画館のあとの食べ歩き
 石巻市は、牡蠣、金華サバ、金華カツオ、サンマなど、魚介類が豊富。日本酒の”日高見”の醸造元もあります。ただし、呑んだら運転したいこと!
(*8)京本政樹
 必殺仕事人の”組紐屋の竜”で有名な美形俳優。特撮にも造詣が深く、かつて”京本コレクション”というヒーローのフィギュアを出していました。オタク=ダサいというイメージを一時的とはいえ払拭した功労者。


卯の花開く現世(うつせみ)に(架空の森/卯の花)

【本】架空の森(川原泉 白泉社文庫”美貌の果実”に収録)
 無口な中学生、苑生(そのお)さんと、やたらよくしゃべる小学生の織人(おりと)くんは、武士道ごっこに明け暮れる毎日。あるとき殺し屋はやってきて織人くんの命を狙う。はたして織人くんの出生の秘密とは・・・

【花】卯の花(うのはな)
 別名、空木(ウツギ)。5~6月に白い花が咲きます。卯月(うづき)は旧暦の4月(今の暦では4月下旬~6月上旬ごろ)に卯の花が咲くから。花言葉は”秘密”、”謙虚”

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写真は”Lensを通して・・・”より






 


今日、大学のクラブのOB会があり、出席してきました。大部分の方がアラかん(*1)なので、アラふぃふの私も年少さん組です。
 OB会の恒例で、最後に歌われるたのが、大学の逍遥歌”桜花爛漫(おうからんまん)”です。プロローグの一部を抜粋しますと

  卯の花開く現世(うつせみ)に 血潮の嵐渦を巻く
  ここ城南の一聖地 香陵に育まれし我等が○大健児
  我等が青春の喜びは胸に溢れ 腕(かいな)に熱き血潮のたぎるを覚ゆ

 ところで、OBになってからも含めて、かれこれ30年近く歌っていますが、卯の花のことをよく知らないんですね。で、よい機会なので調べてみました。

 春に白い花が咲くきますが、植物の名前としては空木(ウツギ)。空木の花だから卯の花です。アジサイ科の植物なのは意外でした。Wikipediaを見たところ、植物の卯の花よりも、卯の花=”おから”のほうが情報量が多いんですよね。Yahoo!でも、おからのほうが沢山でてくるし。

  卯の花の匂う垣根に 時鳥(ホトトギス) 早も来鳴きて

で始まる”夏は来ぬ”の作詞は、国文学者で”新訓・万葉集(岩波文庫)”などの編者である佐佐木信綱。”サラダ記念日(*2)”の著者 俵万智のお師匠さんである佐佐木幸綱のお祖父さんにあたります。

 万葉集にはホトトギスとセットで24首(23首との記載もあり)もあるそうですが、古文は共通一次と共に(*3)過去に置いてきましたので、最近のものとして、川原泉の”架空の森”をご紹介。

 卯の花のエピソードが登場するのは殺し屋騒動が片付いて、織人くんが苑生さんのもとを去った後。ぼけだしたおばあちゃんが、ひと時正気にもどって、卯の花が舞い散る森のの中でのこと。

  森には人が 来ては去り  来ては去り
  白い花は  咲いては散り 咲いては散り
  その花を 卯の花という・・・

 最初に読んだときは、なんで入っているかわからないエピソードと思いましたが、よく読むと、季節(時)のうつろいと、喪失感をイメージしているんですね(*4)。Amazon.comのカスタマレビューで、”架空の森は、喪失と獲得の物語”と書いてありましたが、うまいこと表現するなと関心しました。

 それまでは、”食欲魔人シリーズ(*5)”に代表されるコミカル色の強い作品が多かったですが、この作品あたりから、コミカルな中にシリアスさのスパイスを利かせた作品が増えてきます。後の、”笑う大天使”後半3部作(*6)への原点が見えるような気がします。 

 わけのわからん映画版”笑う大天使”(*7)ではない、本当の川原泉を知って欲しいので、ぜひとも読んでいただきたい1冊です。

《脚注》
(*1)アラかん
 ”アラかん”は"Around還暦”つまり、60歳前後のこと。幹事のご挨拶でおっしゃってました。ちなみに”アラふぃふ”は”Around50”。
(*2)サラダ記念日
  「この味がいいね」と君が言ったから 七月六日はサラダ記念日
 1987年発刊。280万部という短歌集としては異例のベストセラー。娘の国語の参考書にも名前が載っていました。確か、初版かそれに近い版で買った記憶があります。
 会社のお嬢さんに”面白いよ”といって貸してあげましたが、”あんたのイメージに合わん!”と言われてしまいました。
(*3)共通一次と共に
 すいません、見栄張りました。一期校、二期校の時代(~1978年)の時代も受験しています。
(*4)季節(時)のうつろいと~
 卯の花のエピソードのあと、ばーさまが亡くなり、四十九日の翌朝、じーさまも逝くます。ばーさまが寂しくないよーに、なるだけ急いで。苑生さん曰く
  本当に仲の良い夫婦だったのだ
(*5)食欲魔人シリーズ
 やたら食うことに執着する人々を描いた、初期の代表作。”空の食欲魔人(白泉社文庫)”に収録。”不思議なマリナー”を読むと釣りに行きたくなります。
(*6)笑う大天使(ミカエル) 後半3部作
 ”空色の革命”、”オペラ座の怪人”、”夢だっていいじゃない”の3作。前半と同じ猫かぶり3人娘の話ですが、ぜんぜん違う読後感です。ぜったいお勧め。
(*6)わけのわからん映画版”笑う大天使”
 上野樹里のかわいさをもってしても、あの映画のひどさは救えんぞ! 小田一生監督は原作のよさを理解できていると思えん! なぜ、あのシナリオで川原泉がOKを出したかが不思議。


烏丸丸太町?(マルタの鷹/サンフランシスコ)

【本】マルタの鷹(ダシール・ハメット 早川書房他)
【DVD】マルタの鷹(主演:ハンフリー・ボガート 監督: ジョン・ヒューストン)
 サン・フランシスコの私立探偵サム・スペードが、黄金の鷹像をめぐる争いに巻き込まれるハードボイルド小説の傑作。
【旅行】サンフランシスコ(San Francisco)
 、アメリカ合衆国西海岸にある、カリフォルニア州の北部に位置する都市。意外にも、カリフォルニア州の州都はサンフランシスコでも、ロサンゼルスでもなく、サクラメントです。州知事は、アーノルド・シュワルツェネッガー。

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写真は”ゆんフリー写真素材集”より



 会社のお嬢さんから年賀状をいただきました。美しいヨットハーバーの写真に、”MALTA"の文字が。”烏丸丸太町?(*1)”と聞きましたら”それば違います!”とのこと。で、”マルタの鷹のマルタ?”と問い直すと、”それは知りません!!”と言われました。で、今回は”マルタの鷹”のお話です。
 (ちなみに、昨年旅行に行ったマルタ島の写真が正解です。い~な~~)

 ”マルタの鷹”はダシール・ハメットのハードボイルド小説。私はマーロウ派(*2)なので、今まで読んだことはありませんでしたが、これを機会に本とDVDを見ました。

 いや~、はまりました。

主人公のサム・スペードは頭脳明晰にして、敵の仲間割れを誘う狡猾さ、依頼人の美女に愛されたりとモテモテなのに、自分の矜持のためにその女性を警察に逮捕させるクールさと、なかなかに屈折した人物です。
 DVDで、サム・スペードを演じるのはボギーことハンフリー・ボガート(*3)。また、これがかっこいい! 1940~50年代を代表する名優ですが、みごとに男のダンディズムを体現しています。紙巻タバコを巻くシーンも実にさまになってるし。

 本の題名は”マルタの鷹”ですが、マルタ島は出てきません(*4)。で、旅行としては舞台となったサンフランシスコを。

 サンフランシスコは、今でこそシリコンバレー(*5)、UCバークレー(*6)とコンピューター業界とのつながりのイメージが強いですが、スペードが私立探偵をしているわ、沖合いにアルカトラズ島(*7)があるわ、ショーン・コネリーとニコラス・ケイジがカーチェイスをするわと(*8)、映画の舞台としてはけっこうハードな街です。
 でも、ゴールデンゲートブリッジ、ロンバード・ストリート、フィッシャーマンズワーフなど、見所の多い良い所です。奥様にせがまれて実際に行ってみましたが、風光明媚な素敵な街です。アメリカの中では比較的日本に近いので、観光で訪問するにはお勧めです。

 最近ははるな愛(*9)やオネエ系がブームですが、”強い男を感じてみたい”とお思いの女性にはお勧め。DVDは”カサブランカ”と2本セットで500円(宝島社)と、レンタルビデオで借りるよりお徳です。

 年賀状をくれたお嬢さんは、ラテン系の男性がお好みとのことですが、たまにはこんなのもいいですよ。

《脚注》
(*1)烏丸丸太町
 京都市中京区(なかぎょうく)の地名。”からすままるたまち”と読みます。鳥(とり)ではなく、烏(からす)、四角の真ん中に線がありません。阪急電車の駅があるので関西人にはおなじみですが、関西地区以外の人には放出(はなてん)と並んで読めない地名の筆頭。もちろん、海はありません。
(*2)マーロウ
 フィリップ・マーロウ。レイモンド・チャンドラーのハードボイルド小説に登場するロサンゼルスの私立探偵。最近では”ロング・グッドバイ(長いお別れ)”が村上春樹訳で出版されました(早川書房)。マーロウの名セリフ「男はタフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない」(角川書店 「野生の証明」のキャッチコピー)はぜひ私生活でも言ってみたいものです。

(*3)ボギーことハンフリー・ボガート
  ”ボギー”はハンフリー・ボガートの愛称。沢田研二の”カサブランカ・ダンディ”で、
 ボギー ボギー あんたの時代はよかった 男がピカピカのキザでいられた
と歌っているあれです。”カサブランカ”もボガード主演の名画です。
(*4)マルタ島は出てきません
 ”マルタの鷹”は、聖ヨハネ・ホスピタル騎士団がスペイン皇帝からマルタ島を下賜されるしるしとして献上した鷹の像のこと。ほとんど、インディー・ジョンズの世界かも。(*5)シリコンバレー
 アップル、インテル、オラクル、サンマイクロ、Yahooと世界有数のIT企業があります。
(*6)UCバークレー
 正式名称は”カリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley)。高い時計塔のある、たいへん美しいキャンパスですが、同時にノーベル賞受賞者を多数輩出する世界有数の難関校でもあります。
 年配のコンピュータ技術者にはバークレー版UNIX”BSD(Berkeley Software Distribution)”を開発した大学として有名。
(*7)アルカトラズ島
 ここにはかつて脱獄不可能といわれた連邦刑務所があり、かつて暗黒街のボス、アル・カポネが収容されていました
(*8)ショーン・コネリーと~
 映画”ザ・ロック”より。アルカトラズ島を占拠したテロリスト軍団に、FIBの化学兵器スペシャリスト(ニコラス・ケイジ)と、アルカトラズ島を脱獄した男(ショーン・コネリー)が戦いを挑む。ショーン・コネリーの存在感が圧巻。そういえば、ショーン・コネリーは、”アンタッチャブル”で、カポネとも戦ってましたね。
(*9)はるな愛
 この人をTVで見て以来、新人女性アイドル(に見える人)が登場するたびに、奥様にに”この人女性?”と聞くようになりました。

戦闘用アンドロイドのメイドさん(まほろまてぃっく/桔梗)

戦闘用アンドロイドのメイドさん

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写真は”名所旧跡めぐり(清明神社)”より




【本】まほろまてぃっく(原作:中山 文十郎, 作画:ぢたま某)
【DVD】まほろまてぃっく(監督: 山賀博之、GAINAX ジェネオン エンタテインメント)
 宇宙からの侵略者と戦う戦闘用アンドロイド”まほろさん”が、残された1年の寿命をかつて自分が殺してしまった司令官の遺児”すぐるくん”のメイドとして生活する・・・。基本はラブコメですが、しっかりSFしています。
【花】桔梗(ききょう)
 紫色で星型の上品な花が咲きます。陰陽師”安部清明”の五芒星は形が似ていることから”清明桔梗紋”とも呼ばれており、弾除けとして帝国陸軍の軍帽に刺繍されていたそうです。

 表題の”戦闘用アンドロイドのメイドさん”と聞いて、たぶん、前のめりになる人と、思いっきり引く人とに二分されるのではないかと思います(*1)。でも、ストーリー自体はけっこうハードな設定のSFです。主人公のまほろさんは、外宇宙からの侵略者”セイント”と戦うためのに生み出された”ヴェスパー”の戦闘用アンドロイド。そんでもって、地球を影で支配する”管理者”が出てきて、サイボーグを作っていたり、とか、とか。でも、そんな中でちゃんとラブコメしているところがすごい。

 アニメ版を作成した”GAINAX(*2)”は、源流をたどると関西地方の大学に在籍しているSF研究会のメンバに行き着きます。監督の山賀博之を始め、GAINAXの創設メンバーはちょうど私と同世代で、青春時代に、ヤマト、ガンダム、スターウォーズ(*3)といった、SFの拡大期(*4)を過ごしています。で、大人になって”ビジュアルとしてのSF”、”ジャンルを超えたSF”の作品を数多く生み出すはめになりました。

 桔梗の花は、亡くなったすぐるくんのお父さんの墓前にお供えしている花。すぐるくんは、だれがその花を供えているのか知らないので”桔梗の人”と呼んでいます。それ以外にも、挿入歌の”紫陽花(あじさい)の咲く庭で(*5)”とか花の話題もけっこうあります。まほろさんのCVの川澄綾子さんが、オープニングの”かえりみち(*6)”やこの曲を始め、いくつかの曲を歌っています。叙情的な詩とメロディラインで名曲ぞろいです。
 ちなみに、私のメールの着メロ(*7)はこの”かえりみち”です。

 戦闘美少女の系譜ですが、職業がメイドさんとなると一味違うんでしょう。

 ところで、気になるんですが、まほろさんって、戦闘用アンドロイドなのに、アシモフの”ロボット工学三原則(*8)”にあんまり準拠してません。恋のライバル?の式条先生をけっこうぼこぼこにしているし。平気で身分詐称(つまりウソ)をしているし。コンピュータ関係者(*9)の立場で言えば事前のプログラミングなしに、とっさの状況判断でウソをつくのはかなり高度な知識処理が必要です。そういう点では、鉄腕アトムより高度なAI機能を持っていると言えるでしょう。

 昨今、”メイドさん”の一言で色眼鏡で見られがちですが、間違いなく名作です。エンタテインメントという観点では、同じGAINAX作品のエヴァンゲリオンを凌ぐかも

《脚注》
(*1)二分されるのでは~
 99対1を二分と言い切ればですが。マイノリティの尊重は民主主義の基本です。
(*2)GAINAX(ガイナックス)
 アニメーション作成会社。”エヴァンゲリオン”を作った会社といえば、おわかりになるなる方も多いかと。”王立宇宙軍 オネアミスの翼”、”トップをねらえ!”は、SFアニメの秀作。最近では”天元突破グレンラガン”が放映されています。
(*3)ヤマト、ガンダム、スターウォーズ
  ヤマト:宇宙戦艦ヤマトの最初の放映版。1974年放映
  ガンダム:機動戦士ガンダム(ファーストガンダム)。1979年放映
  スターウォーズ:ここでは、エピソード4を指します。日本では1978年公開
 今でこそですが、ヤマト、ガンダムは放送回数が短縮されるほど視聴率がとれない作品でした。
(*4)SFの拡大期
 それまでのSFは文学の中でも一段下のジャンルと見られており、”士農工商、SF作家。早川コケたらみなコケた”といわれていました。”早川”はSFを専門に出版していた早川書房のことです。
(*5)紫陽花の咲く庭で
 すぐるくん家は、庭付き一戸建て。バーベキューパーティのできるほど広い庭で、紫陽花が植えられていますし、ぐりという名の犬も飼っています。うらやましい・・・
(*5)かえりみち
 作詞 くまのきよみ、作・編曲 増田俊郎
 ねえ、きっと「願い言葉」は空へと届いて、後悔も涙も、思い出になるはず
(*7)着メロ
 音声の着メロは”Fly Me to the Moon(フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン)”。ジャズのスタンダード・ナンバーにして、エヴァンゲリオンのエンディングテーマ。やれやれ・・・
(*8)ロボット工学三原則
 SF作家アイザック・アシモフの提唱したロボットが従うべき3つの原則。
 自立思考のできるロボットで、正義の味方の側はほぼ従っています。
 第一条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
 第二条 ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。
 第三条 ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない
(*9)コンピュータ関係者
 一応、コンピュータ関連の会社に勤務しています。

幸せな高校生活ということ(あずまんが大王/ラズベリー)

幸せな高校生活ということ

Raspberry
写真は”悠遊館”より



【本】あずまんが大王(あずまきよひこ メディアワークス)
【DVD】あずまんが大王(原作:あずまきよひこ、監督:錦織博、キングレコード)
 「月刊コミック電撃大王」に連載された4コママンガ。後にアニメ化。
 ちよちゃん、よみちゃん、ともちゃん、大阪さん、神楽さん、榊さんといった普通の女子高校生の普通の高校生活が描かれています。楽しかった高校時代が思い出されます。
【花】ラズベリー
 バラ科キイチゴ属 に属する低木。フランス語ではフランボワーズ。赤くて甘酸っぱい実がなり、そのまま食べたり、ジャムにしたりします。

 @Niftyココログの”コマネタ”のテーマで”大好きなアニメソングは何?”というのがありましたので、今回は”あずまんが大王”をご紹介。
 エンディングテーマソングが”Raspberry heaven”。直訳すると”ラズベリー天国”ですが、”heaven”には、天国のほかに大変な幸せという意味があるので、”ラズベリー味(色)の幸せ”といったほうが、曲の雰囲気には合ってます。

 世間的にはマイナーな作品ですが、06年の日本のメディア芸術100選のマンガ部門(文化庁)に入ったり、作中の”シュークリーム分(*1)”が『現代用語の基礎知識』に載ったりと、ビミョ~なところで高い評価を受けています。
 原作のあずまきよひこは、なぜかヒット作の”よつばと(*3)”の作者でもあります。アニメ版の音楽担当は栗コーダーポップスオーケストラ(*4)。ソプラノリコーダーの音色に癒されます。

 小学生から飛び級で高校生になったちよちゃん、グループの委員長的存在のよみちゃん、暴走女子高生のともちゃん、のんびり屋の大阪さん、スポーツ万能の神楽さんといった愛らしくて個性的なキャラクターたちが楽しい高校生活を送っています。
 個人的には、クール&ビューティな榊さん(*5)のファンです。キーホルダーにつけているぐらい。

 サザエさん時空(*6)ではなく、学年も1年から3年までちゃんと進級しています。文化祭、体育祭、修学旅行とかのイベントの話題もあるし、夏にみんなで泳ぎに行ったりとか本当に楽しそうです。ちゃんと受験勉強もしてます。でも、ボーイフレンドの話題だけは出ないんですよね、みんなかわいいのに。

 最終回で、”もう、毎日みんなと会えなくなるんですね”というちよちゃんに、ゆかり先生は”まあ、そんだけのことだ。あんたらは大丈夫だろ”と答えています。卒業記念にみんなで遊園地に行く道すがらに、ちよちゃんがモノローグで”そっか、卒業しても、みんな一緒だ”と言っています。
 私も高校を卒業して30年以上たちますが、仲のよかったグループといまだに集まったり、メールしたりしています。今さらながらですが、きっと楽しい高校生活(*7)だったんでしょう。

 つけたしのようですが、私の庭にはベリー類としてブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリーが植わっています。ブルーベリーは目にいいので、最近目が悪くなった義理のお母さんにプレゼントできればいいんですが、なかなか実がなってくれません。ジャムにするほど実がなるとうれしいです。ちなみに、仲のよかったグループの一人がブルーベリーを販売している会社に勤めていました。

 Wikipediaによると、”後の萌え4コママンガに多大な影響を与えた(*8)”との記載がありますが、そんなことを気にせず読んで欲しい一冊です。

《脚注》
(*1)シュークリーム分
 シュークリーム分が足りなくなると疲労や集中力・思考力の低下等の症状が現れる。
 大阪出身の私は(*2)、お土産にシューリームをよく買って帰ります。
(*2)大阪出身の私は
 大阪のおとうさんのお土産といえは、ヒロタのシュークリーム、北極のアイスキャンデー、蓬莱の豚まんが定番です。
(*3)よつばと
 アスキー・メディアワークス。5歳の元気な女の子「よつば」と、「とーちゃん」の親子のお話。あずまきよひこの作品って、まったく知らないか、おもいっきりはまるかどちらかのような気がします。
(*4)栗コーダーポップスオーケストラ
 別名、”栗コーダーカルテット”でも活動しています。”ウクレレ栗コーダー”に収録されている、”ダース・ベイダーのテーマ”は名演。でも、リーダーの栗原正己が、”題名のない音楽会”に出ているのを見たときには驚きました。
(*5)クール&ビューティな榊さん
 勉強、スポーツも得意だが、人付き合いが苦手な無口キャラ。長門有希(涼宮ハルヒの憂鬱 谷川流)や、桜坂 葉月(乃木坂春香の秘密 五十嵐雄策)の先輩にあたります。
(*6)サザエさん時空
 何年たっても小学生のカツオくんとか・・・
(*7)きっと楽しい高校生活
 宇宙人も、未来人も、超能力者もいませんでしたが(涼宮ハルヒの憂鬱)、それなりにいろいろあった高校生活でした。
 昨日、クローズZERO(原作 高橋ヒロシ。小栗旬の出演で映画化)を見ましたが、あれはないと思いました。
(*8)後の萌え4コママンガに~
 海藍(トリコロ)、美水かがみ(らき☆すた)、むんこ(らいか・デイズ)、小箱とたん(スケッチブック)などの名前が。ちなみに4人とも読んでいます。

格付けしあうオトナたち(金融権力/りんご)

格付けしあうオトナたち

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写真はたいちろ~さんの撮影



【本】金融権力(本山美彦 岩波書店)
 副題は”グローバル経済とリスク・ビジネス”。内容かなりの部分をサブプライム問題と、それに至る歴史的/思想的背景にさいています。
【花】りんご(林檎)
 やさしく白き手をのべて 林檎をわれにあたへしは
  薄紅(うすくれなゐ)の秋の実(み)に人こひ初(そ)めしはじめなり
  島崎藤村 ”若菜集 初恋”より
 甘酸っぱい味です

 あけましておめでとうございます。たいちろ~です
 本年もよろしくお願いします。

 冬まっさかりということで、りんごのおいしい季節になりました。メタボなおぢさんにはりんごダイエットというのもありますし。ということで、今回はりんごの話題。

 昨年末ですが、”所さんの目がテン!(*1)”で”りんごの科学(*2)”というのををやっておりました。面白かったテーマは”りんごの蜜を集めると甘いジューズができるか?”というもの。正解は”あまり甘くない”です。蜜のはいったりんごが甘いのは、”蜜自体が甘い”のではなく、”蜜が入っているのはりんご自体が甘いサイン”なんですね。(詳しい説明は”所さんの目がテン!”のホームページをご参照ください)
 りんごに限らず、甘さの目安として”糖度”というのもありますが、ものごとのランクを決める=格付けというのは、以外と難しいものです。上記のような知らない人にとっては思い違いもありますし。

 私は以前、”格付・自己査定”のシステムにかかわっていたことがあります。これは大まかに言って企業のリスク(金融機関から見て、貸しているお金が回収できるか)を”定量的”と”定性的”の観点で分析するものです。
 定量分析は財務諸表を中心に、数値化できるものを扱うもの、定性分析は社長の人柄、後継者、業界自体の成長性など、本来は数値化できないものを無理やり数値化して評価するものです。

 正月早々、硬い話ですいませんが、もうしばらくお付き合いのほどを・・・

 ただ、数値化できるといっても、ランクの範囲設定を変えればどうとでもなるし、定性分析にいたっては、かなり恣意的な部分に左右されるので、客観性においてはどうなんでしょうか。”格付けしあう女たち(*3)”をみれば、個人の意見と多数の意見が合うほうが難しいのかも。

 ということで、今回紹介の”金融権力”ですが、S&P,ムーディーズといった格付け会社が、”会社の命運を左右する権力”になっているとの主張からとっています。また、サブプライム問題の本質は、証券化にあたって、商品を無理やり安全なランクに見せかけたこと、いきなり格付けを下げたことにより資金の流動に急ブレーキをかけたことにあると言っています。
 かつての日本の不良債権問題で、不良債権額が膨らんだのは、現時点での額はわかっていても、そのうち持ち直すはずだとの期待感から公表しなかった側面がありますが、今回のサブプライムでは、”損失がいくらあるかわからない”、つまり、”今、この債権の価値はいくらなのかが決められない”ことが問題を大きくしています。

 サブプライムとセットで語られる”証券化”という手法も、それ自体はリスクを分散させることで、金融機関にリスクを集中させないというプラスの側面もありますが、運用とその精神を間違えるととんでもないことになる例です。そういった面では労働者派遣法の改正(*4)とよく似ています。

 経済学というのは、その人の立場、時代背景(*5)によって好き嫌い(*6)がありますので、一概にお勧めすることはできませんが、居酒屋で”サブプライム問題”に薀蓄(うんちく)をかたむけるおぢさんとしては、この手の本も読んどいたほうがいいかも。

《脚注》
(*1)所さんの目がテン!
 日本テレビ系で日曜朝(東京は7時、仙台では7時15分)に放映している体育会系科学番組。体をはって実験をしたり、変な料理を作って試食したりしています。オトナが見ても充分楽しめます。
(*2)リンゴの科学
 2008年12月14日の放映。
(*3)格付けしあう女たち
 テレビ朝日系で火曜日9時放映の”ロンドンハーツ”の人気コーナー。テーマを決めて順位を決めるというといシンプルなルールですが、回答者の主観と調査結果はほんど合いません。いわゆる”自分が見る自分”と”他人が見る自分”の違いです。
 忘年会あたりでやったら盛り上がりそうなゲームですが、しらふになったらきっと人間関係がギクシャクするでしょうね。
(*4)労働者派遣法の改正
 ここでは2004年3月の改正を指します。派遣期間を1年から3年に延長、物の製造の業務への派遣解禁など。働く側としては就業形態の多様化、企業側からは機動的な労働力の確保など、単なる悪法というわけではありません。ただし、景気がよければとの前提がつきます。
 むしろ、不景気時のセイフティネットをちゃんと整備しなかったことのほうが問題だと私は思います。
(*5)その人の立場、時代背景
 私の学生時代は”サプライサイドエコノミックス”華やかかりしころでした。
 ”価格は需要曲線と供給曲線の交差するところで決定する(社会の時間でやりましたが、覚えていますか?)”ので、供給側を増加させると経済成長するという考え方。レーガノミックス(レーガン大統領のとった経済政策。任期は1981年1月~1989年1月)の理論的バックボーンです。
 これでも私、経済学部卒業なんですよ。いちおう・・・
(*6)好き嫌い
 著者の山本教授はフリードマン(新自由主義の代表的な経済学者)がお嫌いなようです。

なんとなく、プチリッチ(なんとなく、クリスタル/東京物語/仙台初売り)

なんとなく、プチリッチ

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写真は”気ままな歳時記”より




【本】なんとなく、クリスタル(田中 康夫 河出書房新社 他)
 通称、”なんクリ”。前長野県知事にして作家の田中 康夫のデビュー作。主人公は東京に暮らす女子大生の由利さん。かとうかずこ(*1)が主演で映画化されました。
【本】東京物語(いしかわじゅん ジャイブ 他)
 1989年から93年に週間プレイボーイに連載。フリーライターのコマくんと女子高生の彼女の小夏ちゃんをめぐる恋愛物語?。沖縄にスキューバに行ったり、映画に出演したり、ビンボーなはずなのに、けっこう優雅なTOKYOライフを送っています。
【旅行】仙台初売り
 仙台では(*2)、1月2日(*3)に豪華な福袋や大幅ディスカウントをするバーゲンセールがあります。文化文政時代(1800年ごろ)には始まっていたそうです。

 あけましておめでとうございます。たいちろ~です
 本年もよろしくお願いします。

 今年の2日に仙台初売りに行ってきました。寒い中、朝6時から店の前に並びました。(開店は7時から)。大体300番ぐいらいですが、有名店では徹夜で並ぶ人もいるとか。収穫はというと
 奥様:千本引き(*4)で、1万円投資して、1万円の商品券と”引き分け”
 長女:お目当ての店の福袋が売りけれで”負け”
 長女:千本引きで、1万円投資して、2万円の商品券”勝ち”
と、長男の一人勝ちでした。

 そのあと、アウトレットモールに行きましたが、長女が”ブランド物(*5)のサイフを買って!”と言い出しました。”誕生日も、クリスマスも我慢してたから、お年玉とあわせてということで。50%Offだし”との主張。結局買わされました。(といってもお金を出したのは奥様ですが)
 ちなみに、長男も”スウェットが欲しい”と言い出しましたが、こちらは”ユニクロへ行け!”の一言でおしまい。

 私自身はファッション感覚を母親のおなかの中に置いたまま生まれてきた人なので、こちらの素養がほとんどありませんが、読んだ本の中から”なんとなく、クリスタル”をご紹介。
 08年12月23日のブログ(ブログを始めて1ケ月になりました)で、なんクリの話題を書いたので、あらためて読みました。

 1980年に発表された”なんクリ”は時代的には、ほぼ私や奥様と重なります。(作者の田中 康夫は1956年生まれ)。もっとも、こんなおしゃれな生活はしてません。主人公の由利さんは女子大生ですがファッションモデル、彼氏の淳一さんは大学生でけっこう売れ筋のバンドリーダー。それぞれ、収入があり、両親もお金持ちなので、学生ながらプチリッチな生活をしています。ファッションは原宿や渋谷とか、散歩は麻布十番とか、六本木のディスコ(*6)に行ったりとか、休憩8800円のホテル(*7)で浮気してみたりとか。
 ブランドモノやファッションスポットにあふれた世界は”おしゃれ”というより”バブル前夜の浮揚感”なのかもしれませんね。きっと、この小説を読んで東京に憧れた人も多いんでしょう、とんぼ見たいに(*8)。

 あと、同時代的にはいしかわじゅん(*9)のコミック”東京物語”。なんとなくフリーライターライターを始めた独楽彦(コマくん)の目を通して、なんとなく若者の憧れるような生活を送っています。それにコマくんてもてるんですね、クリスマスイブはマルチブッキングだし(で、女の子たちを怒らせて別れてしまうのに、次の年も同じこととやってるし)。トップアイドル(10*)と浮気もしちゃってます。

 当時、クリスタル族(*12)だったお母さんには”なんクリ”を、そうでなかったお父さんには”東京物語”がお勧めです。
 就活中の学生さん(*13)は、就職先が決まってからのほうがいいです。その優雅さが頭にきそうなので。

 あっ、今回は脚注が多い! なんクリの祟りか?!

《脚注》
(*1)かとうかずこ
 1981年の本映画がデビュー作。宮崎県の東国原知事(当時 そのままんま東)の元奥さんといったほうがわかりやすいかも。以外と知事に縁のある人です。
(*2)仙台では
 正確には、旧仙台藩(旧一関藩含む)の領域です。不当廉売にあたる可能性がありますが、公正取引委員会は伝統行事の特例として地域を決めて認めているそうです。詳しくは公正取引委員会のホームページをご参照ください。
(*3)1月2日
 メガストアが1月1日から開店するようになり、一時期地元の商工会ともめていたようですが、結局「元旦通常営業」、「2日仙台初売り」ということで落ち着いたようです。また、元旦は仙台市内は閉店、以外は開店と区別しているところもあります。
(*4)千本引き
 1000人限定のくじ引き。私がやったのは1本1万円で、特等が大型TVかブルーレイレコーダ、はずれが1万円の商品券と、まあ損はしない仕組みです。
(*5)ブランド物
 四国にある某県と同じ名前のブランド。お土産で、坂本龍馬の巾着袋を”○ーチのバック”といって奥様にプレゼントしたが、スル~されました。
(*6)ディスコ
 最近は言わなくなりました。今は”クラブ”。伝説のディスコ”ジュリアナ東京”は91年~94年なのでもう少しあと。バブルの象徴のように扱われますが、実際にブームになったのは、バブル崩壊後です。
(*7)休憩8800円のホテル
 私が出張で泊まるビジネスホテルがだいたい6~7000円ぐらいですから、とても高く感じます。友人の話ですが、普通のホテルは1日1回転しかしませんが、ラブホテルは何回転もするし人件費も安いので、当たればとても儲かるビジネスだそうです。
(*8)とんぼ見たいに
  死にたいぐらいに憧れた、花の都”大東京”
 長渕剛のミリオンセラー。最近は清原和博のテーマソング。
(*9)いしかわじゅん
 今はマンガ評論家として有名ですが、れっきとした漫画家です。この人は”フロムK”という、やたら注釈の多いエッセイマンガも書いています。
(*10)トップアイドル
 この子が、ヌード写真集を出すエピソードがあります。18歳の宮沢りえが”Santa Fe”でヌード写真集を出したのが1991年。アイドルのヌード写真集の先駆けです。当時はちょとしたパニックでした(*11)。
(*11)ちょとしたパニック~
 150万部の売り上げはいまだに芸能人写真集の1位だそうです。作中では、”実用”と”保存用”で複数買ったとのこと。いまのオタクの人が”鑑賞用”、”保存用””布教用”と複数買いをするハシリだったのかも。
(*12)クリスタル族
 ブランド物に身を包んだ女子大生はこう呼ばれていました。シャネラー(シャネルをこよなく愛する人たち)は90年代前半なので、もうちょっと後です。親になって思うのは、”当時の親もお金かかっていたんだろうな~”ということです。
(*13)就活中の学生さん
 リクルートワークス研究所による08年4月現在の調査によると09年大卒者の求人倍率は2.14倍ですが、そんなにあるのかな?。急速に景気が悪くなっているので、厳しさは増す一方です。子供たちの就職時期までに、景気が持ち直してくれるといいんですが、親としては・・・
 なんクリ時代よりすこし後ですが、87年3月卒の求人倍率は2.34倍でした(男女合計(*13))
(*13)男女合計
 数字のトリックです。男女雇用機会均等法改正前(~1999年)ですと、男女の求人倍率の差は大きい年だと2倍以上の開きがあります。

ブロガーの人生に無駄なし!(かしましハウス/鹽竈(しおがま)神社)

ブロガーの人生に無駄なし!

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写真はたいちろ~さんの撮影







【本】かしましハウス(秋月りす 竹書房)
 微妙なお年頃の独身ジュニア小説化の長女、格闘技系OLの次女、マイペース女子大生の三女、クール&元気な小学生の四女、やもめのお父さんと5人家族のほんわかコミック。秋月りす版”若草物語(*1)”
【旅行】鹽竈(しおがま)神社
 宮城県塩竈市(しおがまし)(*2)にある、全国にある塩竈神社の総本社。宮城県では初詣訪問者トップクラスの有名な神社です。

 あけましておめでとうございます。たいちろ~です
 本年もよろしくお願いします。

 今回の話題は初詣ということで、鹽竈神社に行ってきました。鹽竈神社は名前のとおり鹽=塩、竈(かまど)と現地の人々に製塩を教えた塩土老翁神を祭っています。シオガマザクラという有名な桜もありますが、さすがにこの時期には咲いていませんが、代わりに、タラヨウ(*3)が赤い実をつけていました。
 写真をみていただければわかるように、高台に建っているため、入り口は(お正月は混雑するので一方通行)直線の階段の上りになります。運動不足の身にはけっこうこたえます。ご年配の方はご注意を(といっても、ロングブーツのお姉さんもぜ~ぜ~言ってましたが)。ただ、風景はきれいなのでしんどい思いをする価値があります。
 塩釜市は宮城県有数の漁港である塩釜港があり、日本三景の1つの松島もすぐ近くです。知人が来たときには、だいたい松島か作並温泉にご案内します。
 年末の仙台は大雪でしたが、年明けは好天に恵まれ、とてもすばらしかったです。

 初詣の本としては、ちょっと変わったところで”かしましハウス”をご紹介。
 表題の”ブロガーの人生に無駄なし!”は、長女のひとみさんの初詣のお願いから。
 ジュニア小説作家のひとみさんは、独身で微妙なお年頃。でも、若いころのお願いが”一生幸せに暮らせますように”から、最近はこのように変わっています。

  今年こそ運命の出会いがありまように
  すぐに錯覚に気づいて別れても文句は言いません
  物書きの人生に無駄なし

 まあ、お嬢さんのお願いとしてはいろいろあるでしょうが、自分でブログを書き始めてみると、この気持ちはよくわかります。ブログを書くには、いろんな物に興味をもつことがとても大切。日常のなにげないこともネタになります。まさに”人生に無駄なし”です。あと10年もたてば、”ボケ防止”も加わりそうですけど。

 秋月りすの作品は、大きな事件が起こるわけではないですが、こういった日常の風景をほのぼのと描くのはとてもうまいです。ある意味ではサザエさん(*4)の正統な後継者かも。
 することのない休日の午後、なんとなく読むにはベストな1冊です。私も何回読んだことやら。長期連載の”OL進化論(*6)”もお勧めです。

《脚注》
(*1)若草物語
 オルコットによる少女文学の傑作。四人姉妹メグ、ジョー、ベス、エイミーとお母さん(お父さんは従軍牧師として出征して不在)家族の物語。童心にかえって読んでみたいです。
(*2)塩竈市(しおがまし)
 行政区は塩竈、JRの駅名は塩釜、神社名は鹽竈とややこしいです。塩竈市は鹽竈神社の門前町で、マグロ水揚げ高全国一位。
(*3)タラヨウ
 巫女さんに教えていただきました。和名は”多羅葉”。私は始めて聞く名前でしたが、郵便局でアルバイトをしていた奥様は知っていました。葉の裏に傷をつけると黒く変色するので字を書くことができることから、”葉書の木”、”郵便局の木”と呼ばれることもあるそうです。なるほど。
(*4)サザエさん
 原作は長谷川町子。知らぬ人のない世界一の長寿アニメ番組(初回放映は1969年10月5日)にして、視聴率がいまだに20%以上をキープしている国民的番組。IMEでは”さざえさん”と入力すると、ちゃんと”サザエさん”に変換します。これだけの長寿にもかかわらず、サザエさん、波平さん、フネさん、タラちゃん、イクラちゃんは40年間同じ声の人。でも、大人になったワカメちゃんもいいな~、宮沢りえだし(*5)。
(*5)大人になったワカメちゃん~
 オトナグリコのTVCMから。34才のワカメちゃんが登場しています。
(*6)OL進化論
 秋月りすの4コマ漫画。「モーニング」(講談社)に連載中。ちなみに、私は”課長さん”によく似ています。


お正月のリース(夏子の酒/稲穂)

お正月のリース(*1)

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作成と写真は奥様です

 

【本】夏子の酒(尾瀬 あきら 講談社漫画文庫)
 コピーライターの夏子さんが、兄の遺志をついで日本一の日本酒作りをめざす話ですが、酒米の栽培から始めるところのこだわりがすごいです。
【花】稲穂(いなほ)
 文字通り稲の穂(長い花軸の先に花や実が密集して付いたもの)。某銀行名の”みずほ”はみずみずしい稲の穂で、漢字で書くと”瑞穂”です

 あけましておめでとうございます。たいちろ~です。
 本年もよろしくお願いします。

 さて、お正月の話題ということで、今回はしめ飾り(*2)のお話です。

 唐突ですが、私の奥様は仙台でリース作家を営んでおります。リースというとクリスマスのイメージですが、実は年中作っています。で、クリスマスの次に需要があるのが、お正月。”和のリース”ということで”しめ飾り”をモチーフにした作品を作っています。
 クリスマスリースは木の枝をリング状に組んだものをベースに、プリザーブドフラワーやトロッケンゲビンデ(*3)を飾っていますので、華やかなイメージ。対して、お正月のリースは稲穂をベースに水引と、少し抑え気味の花をあしらった和風のテイストです。まっすぐなのが関西風、リング状が関東風です。(上の写真をご参照ください)
 手前味噌ながら、おちついた感じの中に清楚さがあって、私は好きです。年末にこのリースの作成が始まると”もうすぐお正月なんだな~”という季節の風物詩になっています。やはり、日本人なんでしょうね。

 本の話題ですが、稲穂=お米ですといっぱいありますが、お正月ということもあるので、お米→お酒で、昔読んだ(*4)”夏子の酒”を。
 お酒作りには、米、麹、水といったさまざまな要素がありますが、この作品で特にこだわっているのがお米。コピーライターの夏子さんが、幻の酒米「龍錦」の栽培から始めて、苦労をしながら日本酒を作ります。一面、日本の農業問題も含まれており、ハードな一面もあります(1990年前後の状況)。全12巻で、11巻まで読みましたが、最後だけ読んでいないのがいまだに心残りです。早く探しに行こう!
 あと、主人公がコピーライターということもあって、「美酒、なないろに輝いて」という名コピーが印象的です。

 やはり、雪を愛でつつ、おせちをあてに日本酒で一杯というのが正しい日本のお正月のありようでしょう。(雪の降らない地方の人、すいません・・・(*5))
 日本酒の味と伝統、それを支える人達を思いつつ読みたい一冊です。

ps.もともと、このブログは奥様のリース紹介のホームページ(*6)の1コーナーの予定でしたが、そちらが一向にできないので、先にブログだけが進んでいる状態です。ですから、今回は本来の趣旨に戻ったということで。

  奥様の作品は仙台市の”スペースen”で販売しています。
 ご興味のあるかたは、お立ち寄りください
  住所  :仙台市青葉区上杉5-3-53 022-225-4038
  営業時間:11:00~18:00(定休日 日~火曜、祝日)

《脚注》
(*1)リース
 いつも、リースを説明するのに”クリスマスの時にかざる輪っか”と言いますが、必ずしも○型とは限りません。今回の写真は長型もあります。
(*2)しめ飾り
 私は関西の出身なので、横一本型で紙四手(かみしで)をつけたしめ縄を飾っていました。関東では丸型で、いろんな装飾物のしめ飾りになります。お雑煮に限らず、こういった旧来の風習は地域性がありますね。
(*3)プリザーブドフラワーやトロッケンゲビンデ
 ブリザーブドフラワーは花の色合いを残して乾燥させた花、トロッケンゲビンデは乾燥させた木の実です。両方ともフラワークラフトの素材ですが、生花とちがって長時間の装飾ができます。
(*4)昔読んだ
 ブログを書くときには原典の本を読み返すことにしていますが、この本は高校時代の友人から借りたので手元にありません。本屋に行こうとしたのですが仙台は吹雪で出かけられず記憶で書いています。
(*5)雪の降らない地方の人、すいません・・・
 偉そうに言ってますが、関西出身ですので、雪のお正月なんていうのは仙台に来てからです。
(*6)奥様のリース紹介の~
 このブログを見て奥様が”私も作りたい!”と言っていますが、なんせパソコン能力が・・・。メールぐらいはできるようですが。

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