« はてしない光の門を、ゆたかに流れゆく風に心を開けば(神戸在住/ルミナリエ) | トップページ | 時代の空気の違い、でしょうか?(おじいさんは山へ金儲けに/ソテツ) »

第九の季節(不滅のアレグレット/ベートーヴェン 交響曲第9番/シオドメの森)

第九の季節

Jpg
写真はたいちろ~さんの撮影



【本】不滅のアレグレット(松本零士 小学館)
 タイトルの”不滅のアレグレット”はベートーベン交響曲第7番 第二楽章から。フルトヴェングラー(*1)のナチスドイツ下での苦悩するエピソードの表題でもあります。
 1979年に発刊なので、ディスコグラフィーはすべてLP。
【CD】ベートーヴェン 交響曲第9番《合唱付き》
 日本人がもっともよく知るクラシックの名曲。年末の風物詩。”Freude!”(ドイツ語で”歓喜”)は声楽をやっている人の憧れ。私の持っているのはフルトヴェングラー版です。
【旅行】シオドメの森
 汐留、日本テレビ前で開催されている光のイルミネーションイベント(2008年12月25日まで)。白を基調とした光の渦は、月光を受けて煌めく雪山の森にいるようです。

シオドメの森 公式ホームページ

 前回、神戸のルミナリエの話題でしたので、今回は東京のイベントです。
 先日、”シオドメの森”に行って来ました。
 他のイルミネーションは樹木や壁を利用したものが多く、見上げる目線のものですが、こちらは、一本の木を中心に地面にイルミネーションを配しているので、光の森の中にいるようです。”星々の上に、神は必ず住みたもう”と、神様の地平にいる気分になれます。
 ところでこの”星々の上に”のフレーズは、シラーの”歓喜の歌”の一節。ご存知、ベートーヴェン 交響曲第九番 合唱付き”で歌われています。
 ということで、今回は第九のお話。

 ”銀河英雄伝説(*2)”や、”少女セクト(*3)”を始め、映画やアニメのBGMとしてクラシック音楽が使われることがよくあります。で、第九を使ったものとしては、”エヴァンゲリオン”の第二拾四話の戦闘シーンが有名(*4)です。凄絶な戦闘と、謎を含んだ淡々とした会話に、この神を称える讃える合唱が重なる臨場感は、アニメ史上もっともすばらしいシーンのひとつと思います。
 第九は年末の風物詩ですし、改めてご覧になるのもよいかと。

 本のご紹介ですが、クラシックを扱った名著は数多くあり、いろいろ迷いましたが、今回は少し毛色のちがったことろで、今回は”不滅のアレグレット”にしました。
 この本は、松本零士氏による、クラシック演奏者を題材にしたマンガです。この本で、フルトヴェングラーを、クライスラーを知りました。そしてシュバイツァーがオルガン奏者であることも。私をクラシックの世界に誘ったきっかけの1冊です。
 演奏者たちの苦悩や、未来を信じる若者たちの希望、ネコの思い出とかを松本零士氏独特の絵柄で語られています。

 残念ながら絶版のようで、Amazon.comでも入手不可(2008年12月16日現在)。もし、古本屋で見つけたら迷わず買ってください。クラシックファンに捧げる珠玉の1冊です。

《脚注》
(*1)フルトヴェングラー
 戦前、戦後ドイツの偉大なる指揮者。ベルリン・フィルの音楽監督。ベートーヴェン、ブラームス、ワーグナー等の名演がCDで発売されています。
(*2)銀河英雄伝説
 銀河帝国と自由惑星同盟が宇宙の覇権をかけて争う田中芳樹の長編SF。本編だけでも徳間文庫で20冊といった長編小説を、なんと110話にわたってほぼ忠実に映像化したのもすごいが、そのBGMがほとんどクラシックというのももっとすごい。
(*3)少女セクト(アニメ版)
 玄鉄絢原作の同題のマンガをアニメ化。女性たちの禁断の愛を描く叙情的18禁百合アニメ。てか、何でこんなのを知ってる?!
(*4)戦闘シーンが有名
 有名になった映画、アニメ、小説をみんなが見ていると思い込むのはありがちな間違い。反省しましょう。

« はてしない光の門を、ゆたかに流れゆく風に心を開けば(神戸在住/ルミナリエ) | トップページ | 時代の空気の違い、でしょうか?(おじいさんは山へ金儲けに/ソテツ) »

コミック/DVD」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/528774/43439017

この記事へのトラックバック一覧です: 第九の季節(不滅のアレグレット/ベートーヴェン 交響曲第9番/シオドメの森):

« はてしない光の門を、ゆたかに流れゆく風に心を開けば(神戸在住/ルミナリエ) | トップページ | 時代の空気の違い、でしょうか?(おじいさんは山へ金儲けに/ソテツ) »

最近のコメント

最近のトラックバック

無料ブログはココログ